大谷翔平は2年連続球宴選出に猛アピールも…立ちはだかる敵地“左翼スタンドの壁”
この球場は昨季まで左翼(102メートル)から左中間(111メートル)にかけて極端に狭く、本塁打が出やすい球場として知られていた。しかし、投手を中心とした守備力を重視するチーム方針から昨オフ改修。左翼から左中間を約9メートル後方にずらして、壁の高さを従来の約2.1メートルから3.7メートルに上げた。左中間を拡大し、壁を高くした結果、今季は左翼方向への本塁打が激減。地元メディアなどによれば、昨季までと比べて開幕から約2カ月で約22本も減ったという。
今季、大谷が放った18本塁打のうち、中堅から右方向は合わせて15本で、左方向は3本にとどまっている。今季の最長飛距離は6月26日のマリナーズ戦(アナハイム)で右中間スタンドに放った約141メートル。左方向では4月30日のホワイトソックス戦(シカゴ)で記録した約128メートルが最長だ。
オリオールパークでは逆方向を狙うよりも引っ張った方が良さそうだ。