高齢化が進む“闇のバイター”勧誘に要注意…「怪しさ」の基準を知る
「すぐ働けて、すぐお金がもらえます」
最近、ハヤっている「スキマ時間」を使ったアルバイト。時間を有効利用できるとして、ちまたで人気になっている。
社会と接点を持ちたいシニアにとっても最適。「年金だけじゃ足りないから、こういったバイトでちょっと稼ぐか」。なんて気軽に思ったりもする。
しかし、犯罪はそんな心のスキマに入り込んでくる。「スマホの契約をするだけ」「荷物を運ぶだけ」「お金を受け取るだけ」……。軽いお小遣い稼ぎのつもりが、知らず知らずのうちに、犯罪に引きずり込まれている。
組織のリクルーターはこう話す。
「最近の若者は言うことを聞かないヤツが多い。その点、シニアは忠実に実行するし、応用力もある」
人生のベテランなので、経験豊富。あらゆる場面でうまく立ち振る舞い、アドリブが利く名俳優ってわけだ。これでは、褒めているのか、ケナしているのか分からない。
これまで「闇バイト」といえば、「若者中心」だったが、最近はシニアにもその裾野が広がっている。スマホを自由に使いこなし、こういった情報にも触れやすくなっているからだ。“バイター”の高齢化が進んでいるということ。