選手は4年に一度に命を懸ける。そのために東京五輪は開催すべきだと私は思った。東京2020は「コロナ禍で開催した」、そのことだけでも価値があった。しかし、選手たちの努力と感謝で東京2020に与えられた名誉が高橋氏によって危機に瀕している。スポーツ界が電通を利用する、電通がスポーツ界に貢献する、それならばOKだ。しかし、電通のためのスポーツ、電通のためのアスリートは本末転倒だ。ましてや「偶像」のための五輪はない。
高橋氏という「偶像」を生んだのは何か? 日本のオリンピック運動を支える主役であるべきJOCは猛省しなければならない。 (おわり)