腐った東京五輪は聖火ランナーまでカネ次第? 地元で走ったAOKI前会長「元理事のおかげ」
カネに汚い東京五輪も極まれりだ。大会組織委員会の高橋治之元理事との金銭疑惑が浮上した大会スポンサー「AOKI」の青木拡憲前会長は、周囲に「高橋さんのおかげで、地元で聖火リレーを走れた」と語っていたという。
青木氏は昨年4月2日、長野県内で聖火ランナーを務めた。長野は青木氏の出生地であり、AOKIの創業地である。故郷に錦を飾った当時、青木氏は新型コロナ禍を踏まえ、「100年に1度のピンチは100年に1度のチャンスが必ずある」と地元紙の取材にご機嫌に答えていたが、青木氏には「五輪のチャンス」をカネでこしらえた疑いがもたれている。
AOKIは2017年9月に高橋氏が代表の会社とコンサル契約を締結。大会閉幕ごろまで月100万円、総額で少なくとも4500万円超を支払ったとされる。
コンサル契約締結の翌18年、五輪開催予定だった20年の2年前にAOKIは大会スポンサーに割って入り、日本代表選手団が着用する「公式服装」の製作を担当。19年夏から五輪エンブレム入りのスーツやジャケットなど公式ライセンス商品を販売し、3万着以上を売り上げた。