古江彩佳が前哨戦Vで全英女子OPはがぜん面白くなってきた 日本勢は相乗効果に期待
直前のメジャー「エビアン選手権」初日に63をマークして単独首位に立ったのも自信になったはずです。
最終日は前後半に1回ずつピンチがありました。3番パー5はティーショットがポットバンカーにつかまり、次打は横に出すだけ。3打目もグリーン横のバンカーにつかまり、ピンまで20、30ヤード残しながら4打目をピン1メートルにつけて切り抜けます。
後半は13番パー4。ティーショットが左ラフの深いディボット跡につかまり、クリーク越えの2打目はレイアップを選択。残り100ヤードの3打目をピン1メートルにピタリ。ここもしのいで簡単にボギーを打ちません。
■日本勢に相乗効果が期待できる
トップを追うプレーヤーが取りこぼしてボギーを打てば勢いが止まり、流れも変わります。そんな古江のガマン強いプレーが6番からの6連続バーディーにつながり、上位陣に重圧をかけ続けました。勢いが止まらず逃げ切ることができたのも、ショット、パットとも距離、方向性ともみごとにリンクスにアジャストしていたからです。