大谷翔平はグラウンド外収入26億円!ブランド力も屈指「ヤンキース移籍」がスポンサーの総意
世界経済の中心であるニューヨークで…
ヤンキースはメジャー屈指の人気球団で、注目度が高い。09年以降、ワールドシリーズ制覇を果たせていないものの、今季はリーグ首位を快走。大谷が望む「ヒリヒリした9月」を迎えることができる球団でもある。
「大谷選手がポストシーズンに進出し、優勝、世界一を達成できれば、より多くの露出と広告効果が期待できる」とは、前出のスポンサー関係者だ。
ヤンキースはブランド力もメジャー屈指だ。
「フォーブス」が全世界のプロスポーツ球団を対象にした21年の球団資産価値によると、ヤンキースは約7800億円で25年連続メジャートップ。さまざまな経済効果を試算している関大名誉教授の宮本勝浩氏は昨年、大谷がア・リーグMVPを獲得した日(11月19日)から1年間の日米両国における経済効果を約251億9247万円とした。
世界経済の中心であるニューヨークを本拠地とするヤンキースでプレーすれば、その効果はさらに膨れ上がるはずだ。メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。
「ヤンキースは、かつて松井秀喜やイチロー、田中将大が所属したように、日本人の認知度も高い。ベーブ・ルース以来、100年ぶりに投打二刀流をこなす大谷に対し、多くの企業が注目をしていますが、今季、2年連続でMVPを獲得すれば、プレーヤーとしての価値はさらに上がる。
スポーツ界ではマーケットの規模が大きいテニスやサッカーの選手にスポンサーが集中しているものの、かつてのジーター(ヤンキース)のように野球の枠組みを超えたスーパースターとして、スポンサーが殺到するでしょう。ウォール街の世界的大企業が大谷に投資するかもしれない。日本人ではテニスの大坂なおみが70億円のスポンサー収入を得たといわれていますが、大谷なら100億円も夢じゃない。スポーツ界全体でトップアスリートの仲間入りを果たす可能性は十分にある。スポンサーとしては、大谷の価値が上がれば上がるほど、その恩恵を受けられます」
アナハイムからニューヨークへ──。これがスポンサーの願いといえそうだ。