五輪汚職事件騒動の渦中に…“厚顔”山下JOC会長と札幌市長が「ゴマスリバッハ詣で」のトンデモ

公開日: 更新日:

 どのツラ下げて行くのか。

 2030年冬季五輪の招致を目指す札幌市の秋元克広市長(66)と、JOC(日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長(65)が9月にIOC(国際オリンピック委員会)本部を訪問、バッハ会長と会談するという。

 折も折、東京五輪をめぐる受託収賄事件で組織委員会元理事の高橋治之容疑者とAOKIの元会長らが東京地検特捜部に逮捕されたばかり。招致活動への影響は避けられないだけに、山下会長も「できるだけ影響が出ないようにより一層、できることを精いっぱいやっていくしかない」と気を揉んでいたが、この騒動の渦中にIOCへ出向くとはどういう神経なのか。

 スポーツライターの小林信也氏は言う。

「見識を疑いますね。地元の代表として機運を高めるために行く札幌市長はまだしも、JOCの会長が昨年の五輪の開催反対にも耳を貸さず、今回もまたやろうとしているのは相当おかしい。スポーツはいま、完全に政治と経済の支配下にある。汚職事件に関しても、解決の糸口はJOCやスポーツ庁がどれだけスポーツの主体性を見せられるかにかかっている。それなのに、山下会長はスポーツを主体性に置いた発言をしたことがありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇