大谷翔平のサイ・ヤング賞を後押し? エ軍ザル守備を度外視する指標「FIP」とは?

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 エンゼルスといえばザル守備。失策数自体は目立たないが、野手の記録に残らないミスでどれだけ投手の足を引っ張っているか分からない。けれども、そんなボロ守備が大谷翔平(28)のサイ・ヤング賞取りを後押しするかもしれないという。

「投票する記者がWARというチームへの貢献度を示す数値の次くらいに重要視するのがFIPと呼ばれる指標なのです」とはスポーツライターの友成那智氏。

「FIP」は「Fielding Independent Pitching」の略で、守備から独立した投球の意味。野手に全く左右されない被本塁打、与四死球、奪三振のみで投手を評価する指標で、防御率と同じく数値が低いほど優秀な投手ということになる。

「FIPは投手の純粋な能力を測る数値です。例えば大谷は本来なら打ち取った当たりでも、野手のマズい守備でヒットにされてしまうケースがある。とにかくエンゼルスは守備のヒドいチームですからね。そこへいくとサイ・ヤング賞レースで本命視されるバーランダーのアストロズは、内野を筆頭に守備が堅い。大谷とは対照的で、野手に助けられて防御率が改善されている面もある。なので守備に左右されない投手自身の能力を測る公平な指標として、記者たちも活用しています」(友成那智氏)

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