大谷翔平のサイ・ヤング賞を後押し? エ軍ザル守備を度外視する指標「FIP」とは?

公開日: 更新日:

 それによると日本時間11日現在、バーランダーのFIPが2.70、マクラナハン(レイズ)は2.64、シース(ホワイトソックス)は2.95なのに対し、大谷は2.54。サイ・ヤング賞候補4人の中で最もFIPが秀逸なのだ。

 さて、11日のアストロズ戦に先発した大谷は5回を6安打1失点に抑えて12勝目(8敗)。「深刻になる前に代わった感じ」と試合後の本人が語った右手中指のマメの影響は気になるし、規定投球回まで残り3試合で21回投げる必要がある。依然として厳しい状況には違いないが、バックの拙い守りを度外視した指標の存在は大谷にとって大きなプラスになる。

■右手一本34号2ラン

 12勝目を挙げたアストロズ戦から一夜明けた12日は「2番・DH」で出場し、1本塁打含む4打数2安打2打点1四球だった。

 一回、無死三塁で巡ってきた好機に先発右腕ガルシアの外角に沈む変化球を体勢を崩しながらも捉えると、最後は右手一本で右中間スタンドに叩き込んだ。

 8日のタイガース戦以来3試合ぶりとなる34号2ランを放ち、同僚トラウトと本塁打数で肩を並べた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…