著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

日本代表ドイツ合宿の初日に最年少21歳の久保建英が見せた「神対応」

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約3年ぶりに対面取材が解禁

 練習終了後には、古橋亨梧(セルティック)や田中碧(デュッセルドルフ)ら7人の囲み取材が行われた。

 2020年の本格的コロナ禍突入以降、報道陣の代表取材は感染対策のためオンラインに限定されていたが、約3年ぶりに対面が解禁された形だ。川島が「本当に久しぶりですね」と嬉しそうに話し、初招集された瀬古歩夢(グラスホッパー)などは「もう対面取材が久々過ぎて忘れてましたね。すごく懐かしい」と戸惑いものぞかせた。
 
■密な話し合いでより一体感を

 ただ、我々メディアとしては、顔を見ながら話した方が彼らの感情や情熱がよく伝わってくるし、人柄もより深く理解できる。オンラインでは誰が聞いているか、分からないので選手側も構えてしまいがちだし、実際に対峙した方が話しやすいというのもあるだろう。こうした取材環境の変化も含め、アフターコロナへの大きな一歩と言っていい。選手同士の意思疎通も日常に戻った様子で「今回はいろんな人と話せてます」と古橋も目を輝かせていた。

 これまでの国内での活動時は、国内組と海外組の食事会場が別々だったり、感染対策のために円卓で食事ができなかったなど規制が多かった。が、ここからカタール本番に向けてはそういった障害はない。だからこそ、代表メンバーたちには、より「密」な話し合いを重ねて一体感を高めてもらいたい。

 合宿自体は10日程度しかないが、この場をどう生かしていくか、それが2カ月後の成否に直結する。森保監督や選手たちには今、できることは全てやり切ってほしいものである。

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