巨人・菅野のメジャー挑戦は最後のチャンス 飛び抜けた制球力が武器になる

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 巨人菅野智之(32)は今オフFA市場における大物選手のひとり。14勝2敗、防御率1.97と圧倒的な成績を残してメジャー挑戦、渡米までして移籍の可能性を探った20年オフから2年、今年こそ海を渡るともっぱらだ。

 昨季は右肘違和感など4度の登録抹消もあって6勝止まり(7敗)。それでも代理人を代えて移籍の可能性を探ったものの、思うようなオファーを引き出せずに断念したのだろう。何より負け越したチームにあって、エースがメジャー移籍というわけにはいかなかったに違いない。

 巨人は今年も負け越した上にBクラス転落。チームとしては昨オフ以上にシビアな状況ながら、4年目の戸郷(22)が12勝(8敗)してエース格に成長。来年34歳になることを考えれば、メジャー移籍は最後のチャンスでもある。

 今季は4月に右肘違和感、6月に発熱で登録を抹消されたとはいえ、147回を投げて2年ぶりに規定投球回数をクリア。8月には152キロをマークするなど球威も戻りつつある。

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