「FAで巨人移籍」は本当に幸せか? 来季コーチ陣にズラリ入閣も主要ポスト与えられず
来季のスタッフにも、かつてのFA組が多く名を連ねた。だから、冒頭のような噂が立つのだろうが、昨オフに招へいした小笠原道大二軍打撃コーチ(48)は三軍打撃担当へ。杉内俊哉(41)と金城龍彦(46)は、それぞれ投手チーフ、外野守備兼走塁として「三軍コーチ残留」となった。ちなみに、前出の大竹は巡回投手兼トレーニングコーチ補佐。今季一軍の打撃兼内野守備コーチだった村田修一(41)は今季限りで退任となったものの、FA入団組のコーチ陣は来季、いずれもファーム担当である。
「FA組は引退後にコーチになっても主要ポストには就けていない。特にガッツ(小笠原)と杉内は現役時代に巨人で成功した数少ないFA選手なのに、来季は共に三軍コーチ。ガッツは中日、日本ハムで二軍監督や一軍ヘッドコーチを務めたものの、一軍の監督にはたどり着けなかった。もしこの2人が古巣に残っていたら、監督候補になっていたかもしれない。原監督はFA移籍する時は三顧の礼で迎えるが、衰えが見え始めると、スパッと切り捨てる。功労者のガッツでさえ、そうされました」(同前)
行きは良い良い帰りは怖いのが巨人。西武の森を始めとしたFA権を持つ大物たちの動向が注目を集めるが、例え巨人に破格の条件を提示されても、熟考した方が良さそうだ。