著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

蝉川泰果95年ぶり日本OPアマV 「30歳までは国内で」より一刻も早く海外を目指すべき

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 今は結果をあまり気にしないで、目いっぱいのスイングをしているようだ。日本のコースなら少々曲がって、ラフに入れてもリカバリーできる。

 けれどもPGAツアーのタフなコースに行ったら、「あの辺に向かって飛ばしてやろう」ではなく、「フェアウエーのどこにボールを置いておくか」を常に考えて、飛ばすのではなく運ぶショットをしなければならない。

 かつて、取材で20年以上も全米オープンに通い続けた。ティーショットについて選手に聞いていると、「プレースメント」という言葉がよく出
てくることに気が付いた。

 テニスで、相手のコートの狙った地点に正確にボールを打ち込むことを「プレースメント」と言うが、ゴルフのティーショットもボールをどこに置くか、プレースメントが大切だというのである。

 カーティス・ストレンジがオークヒルCCで全米オープンを連勝したとき、「ティーショットのプレースメントがうまくできた」と勝因を振り返ったのを聞いた。ドライバーショットもフェアウエーの狙ったポイントに置いておくことができたというのだ。

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