蝉川泰果95年ぶり日本OPアマV 「30歳までは国内で」より一刻も早く海外を目指すべき
今は結果をあまり気にしないで、目いっぱいのスイングをしているようだ。日本のコースなら少々曲がって、ラフに入れてもリカバリーできる。
けれどもPGAツアーのタフなコースに行ったら、「あの辺に向かって飛ばしてやろう」ではなく、「フェアウエーのどこにボールを置いておくか」を常に考えて、飛ばすのではなく運ぶショットをしなければならない。
かつて、取材で20年以上も全米オープンに通い続けた。ティーショットについて選手に聞いていると、「プレースメント」という言葉がよく出
てくることに気が付いた。
テニスで、相手のコートの狙った地点に正確にボールを打ち込むことを「プレースメント」と言うが、ゴルフのティーショットもボールをどこに置くか、プレースメントが大切だというのである。
カーティス・ストレンジがオークヒルCCで全米オープンを連勝したとき、「ティーショットのプレースメントがうまくできた」と勝因を振り返ったのを聞いた。ドライバーショットもフェアウエーの狙ったポイントに置いておくことができたというのだ。