オランダ悲願のW杯初Vへ好発進! 見えたA組1位通過、決勝T1回戦も勝機は十分
大会2日目に優勝候補オランダが登場。1次リーグA組初戦でセネガルと対戦(日本時間22日午前1時開始)し、71歳の知将ファン・ハールの大胆采配が奏功して2-0の好発進をみせた。
2021年8月に不振続きの母国オランダ代表監督に復帰。勝負師としての顔を桧舞台で見せつけた。代表出場なしのGKノペルト(28)をスタメンに送り出したのだ。
まるでバクチのような選手起用だが、オランダ1部の中堅ヘーレンフェーンに所属する身長204センチのノペルトは、好セーブを連発。後半の20分と41分には横っ飛びでシュートを防ぎ、同28分には至近距離からの強烈正面シュートを機敏な反応ではじき出した。
守護神の奮闘に攻撃陣が応えた。同39分、左からのクロスにFWガクポが相手DFラインの背後を突き、飛び出してきたGKの鼻先でバックヘッド。ボールは無人のゴールに吸い込まれた。
終了間際にはMFクラーセンがダメ押しゴールを奪い、終わってみれば2-0完勝劇である。
サッカー強国に数えられるオランダは過去W杯で3回、決勝に進出しながら優勝を逃してきた。アヤックスで欧州CL制覇、バルセロナでリーグ2連覇、オランダ代表監督として14年ブラジルW杯3位の実績を誇る名伯楽に悲願達成を託したというワケだが、中東カタールの地で大願成就となるか。