プロのオフは基本に戻って戦える体づくりから 成績が止まった時がシグナル
もちろん、オフにトレーニングや練習を精力的にこなしても、必ず報われるとはいえず、そこがゴルフの難しいところです。成功体験があっても好調は長続きしません。
それはシーズン中に突然調子を崩すプロがいたり、前年絶好調だったプロが勝てなくなることでもよくわかります。
プロは成績が止まった時に迷いが生まれ、「もう勝てないかもしれない」と不安が芽生えます。
ターニングポイントですぐに修正できれば悩みも消えますが、その場しのぎで自分に合わないスイング、練習を取り入れると深みにはまってしまうことがある。
とくに女子プロの場合、若い人たちの躍進もあって、周囲から活躍が期待され、ツアーでの立ち位置から突然怖さが生まれることがあります。
曲げたら、外したら、逆球がでたら、と失敗体験ばかり膨らんでいけばプレースタイルもどんどん萎縮して、結果を出せなくなります。
だからこそオフは基本に戻り、戦える体をつくり、一からスイングをつくることが何よりも肝心です。