王国ブラジルはなぜクロアチアに負けた? 先制後に見えた慢心、敵寄りの判定にも泣かされ

公開日: 更新日:

 世界トップのスピードにスキル、高い技術と決定力を目の当たりにしたクロアチアは「それまで枠内シュート0本と圧倒され、スーパーゴールを決められた瞬間に戦意を喪失してもおかしくなかった」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)。が、延長後半12分に起死回生の同点弾だ。

「ブラジルには慢心があった」と前出の六川氏。

「グループリーグはネイマールが2試合を欠場しながら2勝1敗で勝ち上がった。ネイマールが復帰した決勝トーナメント1回戦で韓国を4-1で撃破。続くクロアチア戦は『日本との(決勝トーナメント1回戦の)延長・PK戦で主軸選手は疲労困憊。負けるはずがない』とタカをくくっていたように見えた。攻守ともに<このプレーで試合を決める!>という勢いが感じられず、クロアチアの攻撃に対して<受けに回る>シーンも少なくなかった。主審のクロアチア寄りのジャッジにも泣かされた。試合を通してブラジルには厳しい判定が目に付き、試合のペースを掌握することができなかった」(六川氏)

■敗退は大会の大きな損失

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動