37歳モドリッチが象徴するクロアチア「不屈」の国民性 粘り強さが同国サッカーの伝統に
37歳のMFモドリッチ(Rマドリード)が象徴的だ。ピッチを縦横無尽に走り回り、前線でボールを奪ってカウンターのスイッチを入れたかと思えば、ピンチの場面に決まって顔を出してはパスカット。ピッチ上に複数のモドリッチが存在するかの働きに、ネット上で<何人モドリッチ>がトレンド入りした。
ダリッチ監督はブラジル戦後、「これがクロアチアだ! 誇り、勇気、信念、愛国心……クロアチア人は常に成功する!」と興奮冷めやらずに絶叫した。1991年に独立したクロアチアは、民族紛争による長い戦禍を経験している。「不屈の精神」は筋金入りである。