(2)W杯後の報告書に書いた“サッカーの本質”の再徹底…攻守両面でハードワークできる選手を増やすべき
カタールW杯で8強入りの目標を達成できなかった森保ジャパン。W杯日本代表の団長を務めたJFA(日本サッカー協会)技術委員会の反町康治委員長に「日本の足りない部分」などを聞いた。(聞き手=元川悦子/サッカージャーナリスト、絹見誠司/日刊ゲンダイ)
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──決勝などW杯上位の戦いを見て、日本の課題をどう感じましたか?
「アルゼンチンのアルバレス(マンチェスター・シティー)が前線から最終ラインまで幅広く動いたり、中盤のデパウル(A・マドリード)やエンソ・フェルナンデス(ベンフィカから1月31日に移籍金170億円で英チェルシーに移籍)が、敵(の陣形)が整う前にプレスをかけに行くのを見て、システムうんぬんの前に『やらなきゃいけないことがある』と痛感しましたね。<ボールを奪う><ボールを完全に刈り取る>というのが、サッカーの本質。日本でも再徹底しないといけないと14~15ページの報告書の中にも書きました」
──日本選手は激しさやマルチな能力がまだ足りないということですね。