大谷翔平「リアル二刀流」3年目は投打でワークホース確実…31試合登板&全162試合出場も
エンゼルス・大谷翔平(28)がWBC、レギュラーシーズンとフル稼働しそうだ。
日本時間17日の会見で「今までの中でも(体調は)一番いい」と順調な仕上がりをアピール。個人的な目標について聞かれると「キャリアハイに、というのは常に思っている。取れる賞は必ずしもキャリアハイだからといって取れるものではないが、限りなく可能性は高まる」と話した。
リアル二刀流3年目となる今季は、これまで以上に出場機会が増えるのは確実。全30球団でいの一番に「開幕投手」を発表したフィル・ネビン監督は、すでに投手大谷の起用法に関して原則、中5日でのローテになると明かしている。大谷は3月31日のアスレチックスとの開幕戦に登板し、その後も7月15日のアストロズとの後半戦初戦、締めくくりは10月2日のア軍とのレギュラーシーズン最終戦が予想されている。いずれも節目のマウンドだ。シーズンを通して指揮官の構想通りなら登板試合数は31試合となり、28試合で規定投球回数(162)をクリアした昨季を上回り、自己最多となる。
打者としては2021年の158試合が最多だが、大谷はスタメンを外れた試合でも常に代打で待機してきた。本人のコンディションや試合展開によるとはいえ、代打などの途中出場も含めれば全162試合は決して不可能ではなさそうだ。
投打とも出場試合数が増える今季は、日本人初のサイ・ヤング賞と2年ぶりのMVPも見えてきそうだが……。