日本ハム1位・矢沢宏太は打てば打つほど「二刀流」遠のく…楽天戦で適時打含む猛打賞

公開日: 更新日:

 日本ハムのドラ1ルーキーで二刀流に挑戦する矢沢宏太(22=日体大)が快音を響かせている。

 19日に行われた楽天との練習試合に「2番・DH」でスタメン出場すると、初回から適時打を含む3打席連続安打をマーク。14日の楽天戦では「プロ1号」を放っていただけに、打撃の評価はうなぎのぼりだ。

 一方、投手としてのパフォーマンスは芳しくない。さる16日はキャンプ初の打撃投手を務めるも、25球投げたうちストライクは12球だけ。江越には死球を与え、「野手としての練習の影響が投球に出てしまった」と肩を落とした。

 球団OBは以前、こんなことを言っていた。

「球団は野手として高く評価しています。投手としては細かい制球がネックになる。まずは二刀流をさせるものの、ムリそうならすぐに野手に専念させるのでは。投手にこだわりすぎると、共倒れする恐れもありますからね」

 もともと球団は野手として期待していて、二刀流が成功すれば儲けもの、というスタンス。新球場元年の今年は球団にとって勝負の年だけに、野手として磨きをかけたほうがチームにプラスとの判断が働く可能性は高い。ただでさえ困難な二刀流挑戦を、悠長に見守っている余裕はないのだ。

 バットで結果を出せば出すほど、「投手・矢沢」の試用期間は予定を前倒して打ち切られることもあるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ