パが先発に「大谷ルール」導入も誰が使うの? ハム1位・矢沢は“二刀流”でも中継ぎ濃厚
27日、NPBは野球規則改正により、今季から「大谷ルール」を導入すると発表した。先発投手兼DHでスタメン出場した選手は、先発降板後もDHで、DH解除後も先発で出場を続けられる」というルールを、メジャーは昨年から導入。二刀流の大谷翔平のために作られたようなもので、「大谷ルール」と呼ばれるゆえんだ。
とはいえ、メジャーでもルールの恩恵にあずかっているのは大谷ただひとり。果たして日本で使われる機会はあるのか。
DHとして打席に立つ以上、打撃でも他のDH候補以上に優れている必要がある。そんな投手は、今のところ大谷くらいのものだろう。
今季は日本ハムのドラ1新人、矢沢(日体大)が二刀流選手として騒がれているものの、「評価されているのはむしろ野手の方。投げる方は中継ぎが濃厚です」とは日本ハムOB。大谷ルールは先発投手にしか適用されない。
投打で大谷に匹敵する選手が出てくるまで、新ルールはほこりをかぶることになりそうだ。