佐々木朗希は“ダルスラ”習得へブルペンで苦戦も…初実戦では「修正能力」きちんと証明
佐々木朗希(21=ロッテ)は宮崎合宿中、試行錯誤が続いた。
初日にダルビッシュからスライダーの投げ方をレクチャーされた。「同じスライダーでも、全く別物を投げているような感覚。横に大きく曲がるような回転で投げています」と本人は話し、合宿中はこの“ダルスラ”の習得に励んだ。
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しかし、その過程で、自身の武器であるストレートとフォークの制球がおぼつかなくなった。ブルペンではボールが抜けたり引っ掛かったり。新たなスライダーを手の内に入れようとするあまり、指先の感覚に狂いが生じ、ストレートやフォークがスライダー回転する傾向があったという。ロッテのキャンプ時の方が状態がよかったと、首をかしげるシーンもあったそうで、23日には同級生の宮城(21=オリックス)とともにブルペンのシャッターを閉め切り、“非公開”で練習した。