佐々木朗希は“ダルスラ”習得へブルペンで苦戦も…初実戦では「修正能力」きちんと証明
大会本番まであと10日前後という段階で、新球習得によって指先の感覚に狂いが生じれば、断念するというケースも考えられる。ダルは佐々木に関して、「スライダーがなくても直球とフォークだけで十分に抑えられると思う」と言っていたが、しかし、佐々木は諦めなかった。
25日の壮行試合では2回1安打3奪三振の好投。160キロを超える直球を連発し、フォークもキレた。ブルペンでは散らかっていた制球も、試合では安定。ダル直伝のスライダーで空振り三振を奪う場面もあった。
本人は「ブルペンではそんなに良くなかったんですが、試合になったらいいボールが行っていたと思う」と話し、改めて向上心と修正能力の高さを証明した。