堂安律に寄せられる「ポスト長友佑都」の期待…三笘薫との切磋琢磨でさらなる高みに
強靭なメンタリティを持つエース兼リーダー
いつも明るく、感情をストレートに表現できる堂安には「ポスト長友佑都(FC東京)」の期待も寄せられる。
2018年9月に森保日本入りした時から彼は長友に可愛がられ、身を粉にしてチームを盛り上げる姿を目の当たりにしてきたからだ。
カタールで長友が金髪→赤髪とヘアスタイルチェンジに踏み切った際には「一緒にしないでください」と冗談交じりに言っていたが、ひと回り上の偉大な先輩がやってきたことを引き継がないといけない、という自覚は非常に強い。
「佑都君や(吉田)麻也君(シャルケ)に共通して言えるのは、見ているだけで安心感があること。ロッカールームで話しているだけで説得力が感じられる。普段の立ち居振る舞いや発言、練習の姿勢からくるものなのかなと。あれほどいろんな状況を想定しながら、声をかけてくれる佑都君みたいな人は今の若手にはいないですし、背中を見て沢山のことを学ばせてもらった。次は僕ら東京五輪世代がやらないと。リーダーになる覚悟を持ってやっていきます」
第2次森保日本において、強靭なメンタリティを持つ堂安にかかる期待は、これまで以上に大きくなる。エースとリーダーというふたつの役割を担いつつ、高みに向かって突き進んでいくはずだ。