絶好調ブライトン三笘薫 100億円超ともいわれる「移籍金」ってそもそもナニ?
「移籍金は、契約期間中に移籍する場合に発生する違約金のことです。ブライトンと三笘の契約期間は25年夏まで。期間中に三笘が欲しい! と思ったクラブは、ブライトンと折衝しながら移籍金=違約金を決めていきます。三笘が活躍すればするほど移籍金は高騰しますが、それで代理人に高額の手数料が入るわけではない。代理人が手にするのは、あくまで三笘の年俸の何%かです」
もちろん何十億円もの違約金を払ってでも三笘を引き入れたいというクラブが、三笘を獲得しながら1億7500万円の年俸は据え置き……ということはあり得ない。
現地で「ブライトンが三笘を引き留めるために来季の年俸を7億円に増額する」と報じられたことがある。移籍金をめぐるクラブ間の駆け引きも見ものだが、この年俸設定も移籍する、しないに大きく関わってくる。前出の六川氏がこう言う。
「ブライトンにしてみたら来季の欧州CL出場を決め、主軸の三笘には何とか残留してもらい、一緒にCLを戦ってほしいと思うのは当然のことです。引き留めるためには契約期間中でも年俸を見直し、アップも必要になってくる。クラブ間の移籍金と同様、年俸をめぐる丁々発止も興味深いのです」