ますます広がる大谷翔平“二刀流”包囲網…大型補強の同地区ライバル球団がアノ手コノ手
メジャーにはくせもの監督が多く、最優秀監督4度のメッツのショーウォルター監督はその筆頭格だ。昨季のワイルドカードシリーズ3回戦(最終戦)では、四回までパーフェクトに抑えられていたパドレスの先発右腕マスグローブの異物チェックを要求。負ければ後がないだけに、ベテラン指揮官が相手投手の足を引っ張ろうとしたのが見え見えだった。
攻略が難しい一流投手ほど不正投球疑惑のターゲットにされ、メッツのエース右腕でサイ・ヤング賞3度のシャーザーは、相手監督のアピールによって粘着物質をチェックされたのは一度や二度ではない。
大谷は先のナショナルズ戦で審判から不正投球を疑われ、珍しく感情をあらわにしたというくらいだ。ライバル球団の揺さぶりに動じることなく、平常心を保つタフさが求められる。