4試合連続失点中…アスレチックス藤浪晋太郎の「最後の砦」はあの剛腕代理人
投げども投げども我が投球、マシにならず……。
中継ぎ降格後、5試合中4試合で9失点と、火消しどころか火に油を注ぎ続けているアスレチックス藤浪晋太郎(29)。先発失格の烙印を押され中継ぎに回ったものの不安定な投球が改善される気配は一向にない。いつア軍首脳陣に見放されてもおかしくない状況だ。
そんな藤浪にとって、自身を守る最後の砦ともいえるのが、米国で剛腕代理人として知られているスコット・ボラス氏(70)の存在だろう。
そもそも、死球禍に苦しんでいた藤浪を1年契約とはいえ、年俸325万ドル(約4億3866万円)でアスレチックスに売りつけた剛腕だ。
現地特派員が言う。
「近年、彼の実績で顕著なものといえば、今季開幕5連勝と好調な菊池雄星のブルージェイズ移籍でしょう。菊池は2018年オフに入札制度を行使し、マリナーズと4年契約で入団。最初の3年は総額4300万ドル(約58億円)で、1300万ドル(約18億円)のオプションが1年。3年で15勝24敗と期待を裏切りながら、あえてオプションを行使せず市場に出たことに米メディアは『驚き』と報じたほど。しかし、ブルージェイズに3年総額3600万ドル(約48億6000万円)で移籍。マリナーズでサッパリだった菊池が再び高値で売れたのは、ボラスの手腕です。藤浪に関しても、中継ぎに配置転換が決まった際、アスレチックス首脳陣と会談。今後の起用法を確認したともっぱらです」
藤浪は球団と40人枠から外さない契約を結んでいるとのウワサもあるが、メジャーでは何が起こっても不思議ではない。剛腕代理人の出番がやってくる日は近そうだ。