欧州女子ツアーは“女性版LIVゴルフ”の下地づくり? 人気プロにジワジワ広がるオイルマネーの誘惑

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「私たちは、すでに個々の女子プロたちと話し合い、彼女たちは男子のLIVゴルフに関心を示し、どうすれば自分たちも関わることができるのか聞いてくる。多くの女子プロがLIVの女性版ができるのを待ち望んでいる」(G・ノーマン)

 D・ジョンソンやB・ケプカのようにLIVとの専属契約が噂されるネリー・コルダやレキシー・トンプソンは、「何も聞いていない」と明かしており、LIV女性版の誕生はいまのところ推測の域を出ていない。とはいえ、米女子プロのLPGAツアーは、米男子プロのPGAツアーのようにLIVゴルフに対して強烈なアレルギーはなく、敵視していない。

■サウジマネーによるツアー人気アップに期待も

 今週の「アラムコ・チームシリーズ」は男子メジャーの全米プロと同一週に行われるが、LPGAツアーは空き週でありバッティングしておらず、視聴率や人気の奪い合いにならない。

 さらにLPGAツアーのモリー・サマーンコミッショナーも、「女子ゴルフを発展させる目的に沿うものであればLIVと話し合うことになるでしょう。でも、今は女子プロやスポンサーの声も聞かなければいけない。検討すべき多くのことがある」と慎重な姿勢を見せながらも、LIVとの協力を前向きにとらえている。

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