日本男子ツアーに欠けるディベート力と発信力 グローバル化の波に乗り遅れた理由
先月、欧州DPワールドツアーとの初の共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」がPGM石岡GC(茨城)で行われた。
大会はISPSが特別協賛し、「日本ツアーは国際競争に乗り遅れ、そのため世界ランキングポイントが極端に低く、世界を目指す若者のチャンスを阻んでいる」ことを以前から憂いていたISPS半田晴久会長が、ポイントの高い国際的な大会を日本で開いて、若手プロを後押ししようとスポンサーになっている。
その目的通り、同大会は試合格付けともいえるオフィシャル・ワールド・ゴルフランキングのフィールドレーティングが日本一高い111.776ポイントになり、わが国で最も権威のある大会として知られる日本オープンの49.233ポイントよりも高くなった。
また優勝者に与えられるポイントは日本オープンの8.5ポイントに対し、19.224ポイントが付与された。約2倍半だ。ちなみにマスターズなどメジャー4大会に優勝すれば100ポイントを獲得できる。
日本ツアーに配分されるポイントは世界の主要ツアーに比べて、問題にならないほど低いことがわかる。