大谷のパフォーマンス低下を招きそうな移籍騒動 「今季もトレード市場の目玉」と米メディアは大騒ぎ
メジャーで唯一無二の二刀流だけに移籍問題が過熱しそうだ。日本時間8月2日のトレードデッドラインまで2カ月を切り、大谷翔平(28)の周囲が騒がしくなっている。
今夏の大谷の移籍を巡ってはESPN、FOⅩといったスポーツメディアが懐疑的な見方をする一方で、現地1日付のCBSスポーツはトレードの筆頭候補に挙げた。同記事では移籍先にドジャース、メッツ、パドレスと資金力豊富な3球団を予想している。
エ軍は首位レンジャーズと9ゲーム差のア・リーグ西地区3位(7日終了時)。32勝30敗の勝率.516でポストシーズン進出は決して絶望的とは言えないが、トレード期限までにチームの黒星が先行すれば、昨夏のように去就問題が浮上しそうだ。
昨季は5月から6月にかけて球団ワースト記録の14連敗を喫し、早々とポストシーズン進出争いから脱落した。かねて球団の身売りが噂されていたこともあり、シーズン中のトレードの目玉に浮上した。7月には大谷の去就が、連日のように日米のメディアやSNSを賑わせた。
さすがに、本人もウワサを見聞きしてフラストレーションがたまっていたのだろう。米メディアからトレード等について聞かれた際には「移籍に関しては、僕の仕事ではないので、GMに聞いてほしい」と不機嫌そうに話し、苛立ちを隠さなかった。