大関取りの大栄翔“後輩大関”の二の舞い不安も 押し相撲→四つ相撲なら長い活躍目指せる

公開日: 更新日:

 もともとアマチュア時代は四つ相撲。それが入門後に押し相撲一本に切り替えた経緯がある。

貴景勝は手が短いので四つ相撲は体形的に無理だが、大栄翔は手足が長い。古い話になるが、千代の山や佐田の山といった歴代横綱も、押し相撲で出世を重ねていくうち、徐々に四つ相撲も上達していった。近年でも千代大海(現九重親方)は押し相撲ながら、四つでもそれなりに相撲が取れたので長く大関を張れた。大栄翔も割と器用な力士なので、今から四つ相撲を磨いても決して遅くはない」(前出のOB)

 大栄翔はこれまで挙げた485勝中、約4割が押し出しだが、寄り切りも25番ある。7月場所で昇進しても、貴景勝よりは期待できそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続