巨人・戸郷セ最速10勝目で狙うは「年俸2億円超」チームV逸なら高額年俸者のダウン分ガッポリ
球数はプロ入り最多の149球に達した。
3日のヤクルト戦で巨人先発の戸郷翔征(23)がリーグ一番乗りとなる10勝目。さすがに疲れが見えた1点リードの九回に1死一、二塁、2死二、三塁のピンチを招いたものの、最後は宮本を150キロの真っすぐで左飛にねじ伏せた。
「(九回は)志願して行きました。きょうは何とか投げ切りたかった。勝ててよかったです」
リーグ1位の10勝(2敗)に加え、防御率2.43は同5位。3月のWBCを戦った疲労もなんのその、2冠を射程内に収めている。
■ダウン分が回ってくる?
「こうなると、本人もオフの契約更改が楽しみでしょう。今季の年俸は9000万円。前エースの菅野智之が最多勝(17勝5敗)と最優秀防御率(1.59)の2冠を初めて獲得したのが、入団5年目の2017年でオフには年俸が1.3億円から2.3億円に大幅アップしている。戸郷も今季が5年目。2冠に匹敵する成績を残せば、菅野を上回るアップ率で一気に2億円の大台に乗るかもしれない。このままチームがV逸となれば、菅野や坂本、丸といった高額年俸者の大幅ダウンは免れませんから。大車輪の活躍を見せる戸郷にダウン分が回ってくる」(巨人OB)
バラ色のオフが待っている。