今オフFAの大谷翔平はエ軍ネビン監督の続投志願をどう見た? 選手は慕うも勝つための策なし
大谷翔平(29)のエンゼルスを指揮するフィル・ネビン監督(52)のクビがささやかれ始めた。
複数の米メディアが8月のトレードデッドラインで大型補強を行いながら失速、ポストシーズン(PS)進出を逃した手腕を疑問視し「1年契約が切れる今オフの解任はやむなし」と報じている。
その指揮官は日本時間27日、自身の去就について聞かれると「自分にとって監督は夢のような仕事。もちろん、ここにいたい」と、来季の続投を志願した。
結果を残していないものの、ネビン監督は選手から好評を得ているという。リアル二刀流の大谷にとっても、出場可否の判断を認められるなど、良い意味で好き勝手にやらせてくれるボスではある。
しかし、采配面を見れば「勝てる監督」ではないことは明らかだ。
■起用法には感謝するも、手腕には疑問
戦力不足が顕著な投手陣はともかく、攻撃面の無策ぶりが目立つ。走者が出てもとにかく強攻策を打つばかり。総犠打数8個はメジャー全体23位、併殺116個は同13位タイと拙攻が目立った。もともとメジャーは犠打が少ないとはいえ、得点圏打率.236もメジャーワースト3位で、あと1本に泣くケースが少なくない。