巨人“粛清”第1弾は松田宣浩…2年連続4位目前で非情のストーブリーグが早くも始まった
今季限りでの現役引退を決めた巨人の松田宣浩(40)が28日、都内で会見を行い、18年間の現役生活を振り返って、涙した。
亜大から2005年ドラフト希望枠でソフトバンクに入団。三塁のレギュラーに定着すると、「熱男」の愛称で人気者となり、通算1832安打、301本塁打、991打点を積み上げた。侍ジャパンの一員として13、17年のWBCに出場。ソフトバンクでは6度のリーグ制覇、7度の日本一に貢献した。
■ファームの中堅以上は戦々恐々
球団発表は「引退する申し出があった」ということだが、さるチーム関係者がこう言った。
「一軍で11試合しか出ていないのだから、事実上の戦力外。ファームにいる中堅以上の選手の中には『今年も優勝を逃して、何人くらいクビになるんですか?』と不安を隠せないのが多いようです」
巨人は同一監督では球団史上初となる2年連続Bクラス目前。粛清のオフとなりそうで、ベテランはもちろん、中堅も若手でさえ戦々恐々のようだ。昨年は山口俊や元ドラフト1位の桜井俊貴が戦力外通告を受け、12球団最多の大量24人が自由契約となった。