メッツ千賀滉大がシーズン200奪三振に到達 日本人ルーキーを待つバラ色のオフと数億円の“巨額”臨時収入
メッツ・千賀滉大(30)が13勝目(7敗)をかけて日本時間28日のマーリンズとのダブルヘッダー第2試合に登板。規定投球回の162イニングをクリアし、8三振を奪ってシーズン200奪三振に到達した。日本投手では野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有に続いて4人目の快挙。
千賀はシャーザー(現レンジャーズ)、バーランダー(現アストロズ)が移籍した8月以降はエース格を担い、選手の貢献度を示すWARは4.5。パドレス・スネル(6.1)、ジャイアンツ・ウェブ(5.7)に次いでナ・リーグ3位。米野球アナリストの多くが、千賀をサイ・ヤング賞候補の3番手、ダイヤモンドバックス・キャロル外野手に次ぐ新人王候補の2番手に予想している。
アナリストの予想通りとなれば、日本人ルーキーにはバラ色のオフが待つ。千賀の契約には手厚い表彰ボーナスに関する条項が盛り込まれており、サイ・ヤング賞受賞なら約3億円、同賞投票で2~5位以内に入れば約1億5000万円が、今季の年俸約20億円に上乗せされる。
表彰ボーナスもあり、同賞受賞で約750万円、2位約370万円、3位約150万円。すでに球宴選出ボーナスの745万円は確定しており、日本人投手初のサイ・ヤング賞を逃しても得票数で上位に入れば、1億6500万円の臨時収入が手に入るのだ。
ソフトバンク時代は度重なる故障に泣かされてきた千賀も、今季は主に中5日で起用されるなど、ショーウォルター監督の配慮もあってローテを貫いた。
1年目から高額ボーナスを手にできれば、首脳陣に足を向けて寝られない。