“超絶人気”松山英樹に期待する男気の「恩返し」…国内男子ツアーを救える者は限られている
かつて松山はPGAツアー仲間のアダム・スコット(豪州)から、「自分の国のナショナルオープンである日本オープンになぜ出ないのか?」と促され、2016年の日本オープン(埼玉県・狭山GC)に出場し優勝した。
この時の初日は米ツアーに参戦中の石川遼と、前述のスコットとの組み合わせとなり1万838人という、同オープン初日の新記録を樹立。4日間では延べ4万5257人の大ギャラリーが詰めかけた。当時、米ツアーで2勝を挙げていた松山人気に驚かされたものだ。
松山が国内ツアーに出ても何のメリットもないことはわかっているが、母国ツアーを救える者は限られている。年間3~5試合でもいい。ZOZO最終日を4位で盛り上げた石川遼との優勝争いを期待するファンも多いはずだ。「ドライ」といわれる松山も男気を出し、「恩返し」を考えてもいい頃だと思うのだが。
(ゴルフジャーナリスト・宮崎紘一)