阪神38年ぶり日本一を託された村上頌樹「驚異の勝ち運」 高校・大学・プロでV請負人に
と、大学野球関係者が言うように、阪神に入団すると1年目の21年に主戦場とした二軍がウエスタン・リーグで3年ぶりの優勝。一軍では2試合の登板で0勝1敗、防御率16.88と散々な成績に終わったものの、二軍では10勝1敗、同2.23で最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3冠を獲得した。翌22年も二軍では防御率、勝率のタイトルを手にするなど無双状態で阪神のウエスタン連覇の立役者になった。
そして今季、初めて一軍の先発ローテーションに定着するや、チームは18年ぶりのリーグ優勝。日本シリーズ初戦で敵の大エース山本由伸を向こうに回し、7回2安打無失点の好投でシリーズ初勝利を手にすると、ついには38年ぶりの日本一に王手をかけた。
岡田監督でなくとも、村上の勝ち運に期待したくなる。