イチローが旭川東で熱血2日間 濃密アドバイスが「12回目の正直」甲子園出場を生む予感
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローが4、5日の2日間、旭川東(北海道)の野球部員たちを教えた。
きっかけは旭川東の関係者から「悲願をかなえたい」と連絡があったこと。同校は過去10回、北北海道大会の決勝に駒を進めながら、甲子園出場をかなえられない。
昨夏は53年ぶりに11回目の決勝進出を果たすも、あと1勝が遠かった。イチローは悲願をかなえ、未来の礎となるきっかけを残せたらと訪問を決めたという。
2日間にわたって足が速くなるための走り方、走者としてのリードの取り方、離塁のタイミング、打球の飛ばし方、打球の追い方といった実技はもちろん、打者の投手に対する気持ちの持ち方、投手の打者に対する考え方などもレクチャー。即効性のありそうなことから、時間をかけてモノにしていくものまで。高校球児にとっては、中身の濃い2日間だったに違いない。
■「この機会を思い出にしない」
「イチローさんが来るという機会を思い出にしない、思い出じゃなくて甲子園に行くために、この2日間は充実したものにしようと言ってきた」とは野球部主将。