巨人は若手、中堅こぞってウハウハ更改 2年連続4位惨敗でも球団大盤振る舞いのナゼ
2年連続4位に沈んだ巨人の景気がいい。これまでに契約更改交渉を終えた若手、中堅選手の大幅アップが相次いでいるのだ。
今季リーグ2位タイの12勝(5敗)を挙げた戸郷翔征(23)は、年俸9000万円からの倍増で、高卒6年目の投手では球団最高額となる1億8000万円。3年目で自身初の2ケタ10勝(5敗)、規定投球回をクリアした山﨑伊織(25)も、2600万円増の5100万円。野手では、秋広優人(21)が416%アップの3250万円。門脇誠(22)も269%アップの3100万円。吉川尚輝(28)は2000万円増の9000万円となった。
自己最多の41本塁打で3度目の本塁打王を獲得した岡本和真(27)も、今季2億7000万円からの大幅アップが見込まれる。
一方で4勝(8敗)に終わった菅野智之(34)の年俸は1億円減。史上初の「3年連続1億円以上減」ながら、球団内では「4勝でもまだ4億円。意外に減らなかった」との声もある。
5日に更改予定の坂本勇人(31)は年俸6億円の5年契約が終了。右太もも裏の肉離れで116試合の出場にとどまっただけに、大幅減と思ったら、そんなことはないようだ。