巨人早くも投手3人獲得で勢いに乗るが…「本命」FA松井裕樹がメジャー争奪戦の想定外
手の届かないところへ行ってしまいそうだ。
海外FA権を行使した楽天の松井裕樹(28)が、海の向こうで争奪戦になりそうだという。「いいところで投げさせてもらえるように」とメジャーへの思いを語った左腕は、勝利の方程式入りを狙うと宣言した。
最多セーブに3度輝くなど通算236セーブ。侍ジャパンの一員として3月のWBCにも出場した。米メディアによれば、興味を示しているのは、カージナルス、カブス、ヤンキース、パドレスなど10球団ほど。当初は「日米」の争奪戦になるはずだったが、さる球界関係者がこう言った。
「松井は何が何でもメジャー挑戦というタイプではない。重視するのは条件面と聞きました。今季年俸は2億5000万円で、楽天は4年総額20億円ほどを用意して慰留している。もしメジャーの提示が1年5億円以内なら、日本の球団が上回る可能性もあった。メジャーとの交渉が決裂する可能性もあると読んでいたのが巨人でした」
巨人の救援防御率はリーグワーストの3.81。リリーフ投手の整備がオフの最重要ポイントで、ソフトバンクから高橋礼、泉、オリックスから近藤を電光石火のトレードで獲得したばかり。松井裕は今オフの「本命」だった。