メジャー球団が編成責任者に毎年15億円も払う本当の狙い

ニューヨーク・メッツの野球最高責任者兼編成本具長に就任したデビッド・スターン氏（Ｃ）ロイター

　大谷翔平をめぐる争奪戦が話題になったが、今後、選手ではなくフロント同士のトレード、選手とフロントのトレード、フロントをめぐる争奪戦などがシーズン中に起こらないとも限らない。いや、すでにもう、起きている。

　例えば大谷を獲得したドジャースのフリードマン編成本部長は毎年1000万ドル（約14億2000万円）も稼いでいるといわれる。ドジャースはフリードマンにそれだけの価値があると判断していると同時に、大金を投じることで他球団の引き抜きに備えてもいるのだ。　=おわり

（ビリー・デービス／米紙コラムニスト）