米国の少年が911番で「宿題を手伝って」と緊急通報! 保安官の“神対応”が話題に

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 米ウィスコンシン州のショーノ郡保安官事務所に今月15日、10歳の少年から911番緊急通報が入った。通信指令員が対応すると、少年は切羽詰まった声でこう訴えた。

「こんなことで通報してはいけないのは分かってます。でも、小数の計算問題の宿題がどうしてもできないので、手伝っていただきたいんです。家族のみんなも誰も分からないんです」

 通信指令員は断ろうと思ったが、少年の家のすぐ近くをチェイス・メイソン副保安官がパトロールしていることに気がついた。連絡したところ、「今のところ対処すべき問題はないので少年の家に行ってみる」という。

 メイソン副保安官は少年の家に行き、一緒に算数の問題を解き、その後、少年に名刺を渡して、「助けが必要な時はいつでも電話してね。でも次からは命に関わる状況でなければ緊急通報をしちゃダメだよ」とアドバイスした。

 同保安官事務所はフェイスブックにこの出来事を投稿。「全員にとって素晴らしい教育的体験となりました」とした上で、メイソン副保安官の任務を超えた地元住民への親切を称賛した。

 ちなみに同事務所所轄のショーノ郡の人口は4万2000人。グリーンベイ郊外の小さなコミュニティーの集まりだ。

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