“竹田麗央のための1年”を締めくくる最終戦で脇役たちの「最後は自分」
【JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ】第2日
今季初シードの竹田麗央(21)は、日本女子プロ、日本女子オープンを制し、4月の初優勝から8勝を挙げ、年間女王になった。エントリーしていた12月の米女子ツアー予選会(5日開幕)を受けずに、日米ツアー共催のTOTOジャパン優勝により、来季の出場権も獲得。まさに「竹田のための1年」だったと言っても過言ではない。
今大会で日本女子初となる同一年の公式戦3勝がかかる竹田は、通算9アンダーで首位の桑木志帆(21)に1打差の2位。最後も竹田が主役で終わりそうな展開だが、そうはさせじと闘志を燃やしているのが、今季の「脇役」たちだ。公式戦の今大会に勝てば3年間のシード権を取得できる。将来の米女子ツアー挑戦を視野に入れる選手にとっては大きな「保険」となる。
来季は竹田の他に、12月の予選会を受ける山下美夢有(23)、岩井明愛・千怜(22)の双子の姉妹も、おそらく「試験」を通り、米国が主戦場になるだろうが、それに続きたい「予備軍」が少なくない。