今季の「最優秀フロント」マイク・エライアスGMを輩出したアストロズの秘密

公開日: 更新日:

 レイズの他にも、フロントの頭脳を輩出し続けているチームがある。今季までの7年間はすべてリーグ優勝決定シリーズ以上に進出、ワールドシリーズ優勝2回、地区優勝6回のアストロズだ。

 MLBは2018年に年間最優秀エグゼクティブ賞を設立した。これはメジャー全30球団が1票ずつ投票権を持ち、シーズンで最も優れた仕事をしたと思われる球団のフロントスタッフに投票することで選出される。MVPやサイ・ヤング賞などその年活躍した選手に与えられる賞だけではなく、好成績に導いた功績に対する、しかも自チーム以外の他薦という形での賞である。

 初年度の18年はアスレチックスのビリー・ビーン氏、翌19年はレイズのエリック・ニアンダー氏、20年はドジャースのアンドリュー・フリードマン氏が受賞。今季はオリオールズのマイク・エライアスGM(写真)だった。チームを、メジャーで最も激戦区と言われるア・リーグ東地区で101勝61敗、14年以来となる地区優勝に導いたことが評価された。

■100敗以上が2度

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動