西武はFA山川穂高の「人的補償」にソフトバンクから誰を選ぶ? 昨オフは選手選びで大失敗
宝の山から当たりを引き当てられるか。
昨25日、山川穂高(32)のソフトバンクへのFA移籍に伴う人的補償のプロテクトリストが西武の元に届いた。もちろん、金銭のみの補償も選べるものの、ソフトバンクは有望な若手が多く、人的補償になるともっぱら。となれば、28人のプロテクトに漏れた選手の中から一体誰を選ぶのか。
西武OBの山崎裕之氏は「一番の補強ポイントは外野手でしょう」と、こう続ける。
「とにかく今の西武は外野手不足。そこそこ守れるけど打率は2割ちょっと、という選手ばかりですからね。さらに現役ドラフトで今季73試合出場の愛斗まで放出してしまったのだから、外野手が足りなくなるのは明白です。長打力があればなおよし。外野で目当ての選手がプロテクト洩れしていなければ、勢いのあるボールを投げ込めるリリーフ候補でもいい。先発は頭数が揃っており、内野は二遊間の外崎・源田コンビに、新助っ人でメジャー通算114本塁打のアギラーが一塁かDHになると思われるので、優先順位は下がります」
ソフトバンクでプロテクト洩れしそう外野手は、柳町達(26)、正木智也(24)、生海(23)、笹川吉康(21)あたりか。柳田や近藤、中村、周東、牧原らの存在を考えると、上記の4選手全員を保護するのは不可能だ。