MF遠藤保仁が引退表明、地元J2鹿児島移籍が幻に…国際Aマッチ152試合は日本代表最多
サッカー日本代表最多出場「152試合」の国際Aマッチ出場記録保持者の磐田MF遠藤保仁(43)が9日、26年の現役生活に終止符を打って引退することを表明した。
満身にスポットライトを浴びることが苦手な遠藤は、金屏風を背にして壇上に座ることなく、磐田と所属事務所ONE CLIPの公式YouTubeチャンネルに単独出演し、「4つのクラブ、日本代表と最高のサッカー人生でした。今はオフ真っ只中ですし、記者会見で真面目に語るのも僕らしくないかな、と思って開きませんでした。これまで声援、ブーイング、ヤジ、ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう、バイバイ~」と、カジュアルなトレーナー姿で飄々としながら思いを口にした。
キャリア的には大々的に記者会見を開いてもおかしくはないが、飾り気のないキャラクターが伝わってくる動画だった。
今後の身の振り方だが、20年まで所属していた古巣G大阪のコーチに就任する。
高い技術で相手選手を手玉に取り、広い視野で攻撃を巧みに差配。ピッチ全体を俯瞰しながら流れを読み切る洞察力にも優れ、日本代表の主軸MFとして06年ドイツ、10年南ア、14年ブラジル大会と3度のW杯に出場。南アではデンマーク戦で絶妙FKを叩き込み、ベスト16入りの立役者となった。