大谷翔平が打てど打てど点を吐き出すのか…山本由伸含むドジャース先発陣が抱える不安

公開日: 更新日:

 いきなりエースに抜擢されそうな山本は、メジャーの投手にしては178センチ、80キロと体が小さい。エンジンの大きさが不安視されているうえ、米国のボールやマウンドはもちろん、昨年以上にシビアになったピッチクロックにも適応しなければならない。

 つまりカーショーとウリアスの穴をカバーしてしかるべき3人が不安を抱えていて、先発防御率が改善される保証はないのだ。

 打線は昨年以上にパワーアップしそう。チーム本塁打249、チーム総得点906は、いずれもブレーブスに次いで30球団中2位。そこへ44本塁打の大谷と、26本塁打のヘルナンデス(31)が加入。中でもヘルナンデスを加えた外野手の層は厚くなり、内外野をこなすユーティリティープレーヤーで昨季15本塁打、4年総額89億円のテイラー(33)が控えに回るくらいだと話題になっている。

 大谷は投打の二刀流が評価されて1000億円超でドジャースに入団した。が、手術明けの今季は打者に専念するしかない。打って打って打ちまくって地区優勝、20年以来のワールドシリーズ制覇に貢献しようと目の色を変えているだろうが、本塁打を量産するそばから先発陣が点を吐き出すなんてことになりかねない。

 ◇  ◇  ◇

関連記事【前回を読む】…には、大谷&山本を待ち受ける熱狂的ヤンキースファンの「逆恨み」について詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇