国立競技場で31年ぶりJ1開幕戦の再戦…横浜Mの2-1逆転勝利で東京ヴェルディのリベンジならず
31年前の1993年5月15日、(旧)国立競技場でヴェルディ川崎ー横浜マリノスというJリーグの創設開幕戦が開催された。
試合に先立ち、スタンドを埋め尽くした5万9626人の大観衆を前にTUBEのボーカリスト前田亘輝が君が代を熱唱し、同じくTUBEのギタリスト春畑道哉の作曲したJリーグの公式テーマ曲を春畑自身が演奏した、レーザー光線が燦めき、チアホーンが鳴り響くという幻想的なオープニングセレモニーだった。
試合は、V川崎のオランダ人FWマイヤーが左サイドのカットインから豪快なロングシュートで先制した。
しかし、後半になって横浜Mが反撃に転じ、開始早々にアルゼンチン人MFエバートンが同点ゴールを決めると同14分、MF水沼貴史がドリブル突破から放ったシュートをGK菊地新吉が弾き、これをアルゼンチン人FWラモン・ディアスがすかさず押し込んで決勝点を奪った――。
■ヴェルディは「まさか」の31年前の再現を許す
あれから31年もの月日が流れ、東京ヴェルディが16年ぶりにJ1リーグへ復帰した。