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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

国立競技場で31年ぶりJ1開幕戦の再戦…横浜Mの2-1逆転勝利で東京ヴェルディのリベンジならず

公開日: 更新日:

 31年前の1993年5月15日、(旧)国立競技場でヴェルディ川崎ー横浜マリノスというJリーグの創設開幕戦が開催された。 

 試合に先立ち、スタンドを埋め尽くした5万9626人の大観衆を前にTUBEのボーカリスト前田亘輝が君が代を熱唱し、同じくTUBEのギタリスト春畑道哉の作曲したJリーグの公式テーマ曲を春畑自身が演奏した、レーザー光線が燦めき、チアホーンが鳴り響くという幻想的なオープニングセレモニーだった。

 試合は、V川崎のオランダ人FWマイヤーが左サイドのカットインから豪快なロングシュートで先制した。

 しかし、後半になって横浜Mが反撃に転じ、開始早々にアルゼンチン人MFエバートンが同点ゴールを決めると同14分、MF水沼貴史がドリブル突破から放ったシュートをGK菊地新吉が弾き、これをアルゼンチン人FWラモン・ディアスがすかさず押し込んで決勝点を奪った――。

■ヴェルディは「まさか」の31年前の再現を許す

 あれから31年もの月日が流れ、東京ヴェルディが16年ぶりにJ1リーグへ復帰した。

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