クセバレ報道で「メジャーの洗礼」と大騒ぎだが…ドジャース山本由伸「握りが見える」を逆手に取る

公開日: 更新日:

 球種が丸分かりだ――。

 ドジャース山本由伸(25)が思わぬ形で米メディアの標的になっている。

 前回登板となった2月28日のレンジャーズ戦、センターからの中継カメラの映像で、グラブの中の握りが丸見えだったと話題に。日本時間5日の地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が改めて報じたため、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチも「NPBではそれほど積極的ではないようだが、ほぼすべてのチームが何らかの形で取り入れている。注意を払わねばならない」と取材に応じた。

 実際、メジャーではクセの分析は当たり前。「ゲームの一部」(同コーチ)となっており、自分たちのチームで見つかった場合は、直ちに修正に努めるという。

 日本のメディアも「由伸にメジャーの洗礼」とかまびすしいが、当の本人は「今はあまり気にしていない。シーズンが近くなってきたら修正するかもしれないけど」とどこ吹く風だ。

 実は以前、日本でも「後方から握りが見える」とスコアラーの間で話題になったことがある。しかし、クセが出るのはノーワインドアップで投げる走者がいない場面に限られ、例えセンター方向からのモニターで確認できたとしても、現行のルールでは、それを打者に伝達する行為は禁じられている。結局、パ・リーグ5球団は最後まで攻略できなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係