連日の過剰報道で「大谷ハラスメント」の声まで噴出…「野球嫌い」の呼び水になるとの批判も
日本のみならず、米国やアジア各国も大騒ぎしているドジャース・大谷翔平(29)の電撃結婚発表。祝福ムードに包まれる一方で、日本のネット上では「大谷ハラスメントだ」というネガティブな声が出始めている。
この「大谷ハラスメント」という造語はもともと、教育現場で教師が生徒に対してが大谷の言葉や姿勢を例に挙げ、「見習え」と言わんばかりに押し付けるケースを批判する言葉として使われていた。
そんな中、今回の結婚発表でメディアは連日、大谷に関して過剰とも言える報道を続けている。SNS上では「報道がうざすぎる」「朝から大谷大谷大谷でうんざり。どっかの国の王子が結婚したんか?」などと、これに辟易する声が日増しに膨れ上がり、「大谷ハラスメント」はメディアの過剰報道に対するうんざり感や批判を示すものとして使われ始めた。
特にテレビは連日、大谷の話題で持ち切り。昨4日も多くのワイドショーが「ナンバー・ウェブ」(文藝春秋)に掲載された大谷の独占インタビューを引き合いに、コメンテーターがあれこれ議論していた。SNS上では、ある民放の昼の情報番組に対し、「いきなり翔平か……そりゃテレビ消すわ」「もしも自分が大谷翔平ならこれだけ報道されることは逆にいじめられている気分になると思う」などと、批判が殺到。「子供のころ、父親がテレビを独占して野球中継を見続け、野球嫌いになったことを思い出した」と過剰報道が「野球嫌い」の呼び水になっているとする意見もある。